美智代の古都便り
健康づくりを骨から始めましょう
 
苔の海、西芳寺
いままでの便りHOME

第9回
「苔の海、西芳寺」

筆者近影くぼ みちよ

フリーアナウンサー、愛媛県出身、愛媛大学教育学部卒。
1995年愛媛朝日テレビ入杜、その後、独立。
出演歴
ニュースステーション・桜中継(ANB)、デンタルデータチャンネル(CS)、TV健康クリニック(TVK)など。
HPではこれまで訪れた世界遺産120ヵ所をオリジナル写真で紹介。

2004年6月にカナダ大使館での講演会も決定している、そのほか7月愛媛県新居浜市「観光と交通フォーラム」パネリスト、9月奈良県吉野町「世界遺産シンポジウム(仮題)」コーディネーターなど、多岐にわたる活動を全国で行っている。

  苔の寺として有名な西芳寺。京の都の西端、川の流れが心地よい緑豊かな場所にあります。梅雨に入る少し前に訪れました。

筆者撮影画像  庭に一歩足を踏み入れた途端、「静寂」の世界が広がります。緩やかにうねりながら遠くまで続く苔の海。その苔を直射日光から守るように空全体を覆う新緑の葉っぱたち。庭の中心には、「心」という字を象った池。鏡のように静かに周囲を映し出しています。

 特に、これまでの長い時間をかけて形成されてきた120種類の苔は、地面だけでなく、木の幹や岩の上までも、ふんわり優しく包み込み、苔の包容力を感じました。辺りはシーンと静まり返り、聞こえてくるのは西芳寺川の流れと、ししおどしの音だけ。ここには悠久の時間が流れているかのようです。池の周囲を歩いているうちに、私の心も洗われ、妖精になったかのように、この空間と同化したように感じました。

 まさに庭の最高傑作。しかし、この庭を見るのはそう簡単ではありません。
 拝観は事前にはがきで申し込み、その料金は3000円。観光客が増え、周囲の住民の迷惑になるということで、制限するようになったそうです。

筆者撮影画像 さらに、庭を拝観する前には、参拝者全員が写経をします。大広間に入ると、一人一人の前に、墨と硯、半紙などが用意され、般若心経を写していきます。約10年ぶりに墨をすりながら、初めての写経にワクワクしました。一文字ずつ確かめながら筆を動かします。すると「無」と「空」の文字が多いことに気がつきました。頭を空っぽにして、無心になれということなのでしょう。

 それだけに、西芳寺の庭の鑑賞は貴重なものです。閉館時間が迫っていましたが、名残惜しく、最後の一人になるまで、この静寂の世界に浸っていました。

 さて、奈良から全国発信!!ということで、
2003年10月下旬からホームページに新しいコーナーを作りました。
題して、連載「古都の風」です!
私が、奈良や京都などを散策し、見所などを紹介します。
下記のアドレスから入り、「古都の風」をクリックしてください。
http://www.i-debut.org/heritage/nara_index.htm <久保美智代>

マスコット骨犬君久保美智代さんのコラム
コラム1月号7月号
久保美智代さんのおしゃべり
おしゃべりで本音