美智代の古都便り
健康づくりを骨から始めましょう
 
おみずとり
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第6回
「お水取り、火の粒浴びて」

筆者近影くぼ みちよ

フリーアナウンサー、愛媛県出身、愛媛大学教育学部卒。
1995年愛媛朝日テレビ入杜、その後、独立。
出演歴
ニュースステーション・桜中継(ANB)、デンタルデータチャンネル(CS)、TV健康クリニック(TVK)など。
HPではこれまで訪れた世界遺産120ヵ所をオリジナル写真で紹介。

東大寺・二月堂の修仁会(しゅにえ)は、奈良に春を呼びます。
 
  今年で1253回目。奈良時代から一度も中断したことがありません。本尊の十一面観音にお供えする香水をくみ上げる行事から「お水取り」とも呼ばれています。3月1日から2週間、舞台上にお松明が次々と現れ、一大パフォーマンスを見せてくれるのです。

 私が訪ねた日は、小雨が降りしきる冷たい一日でした。見物客は少ないと思ったのですが、予想は見事にハズレ。開始1時間前なのに、境内は傘の花がいっぱい開いています。かぶると健康になるといわれている火の粉をどうしても浴びたくて、人の隙間をぬって進んだら舞台の下にたどり着きました。

 時折、強く降る雨の中、じっと待つこと1時間……。
筆者近影
 午後7時。照明が消され、急に辺りが静まり返りました。すると、鐘の合図とともに、お松明が姿を現しました。
「おおおぉぉ〜!」。歓声があがります。
暗闇のキャンバスにオレンジ色の炎が見事に描かれました。

  間もなくすると、舞台左端にあった炎が、くるくると回転し、次第にスピードを上げながら、右のほうに駆け抜けました。勢いのある炎の残像が目に焼きつき、まるで龍が舞っているようです。お松明は、最後には雪のように火の粉を降らせて消えていきました。

 私の体にも光の粒がふわりと落ちてきましたが、熱さは感じません。むしろ、炎の迫力を間近で感じ、火の粉を浴びたことで、ただの観客から参加者になった気がして、とても興奮しました。お松明は10本駆け抜けました。

筆者近影 雨はいつしか小降りになり、二月堂の舞台からは、奈良市の夜景が宝石を散りばめたように美しく見えました。

 さて、奈良から全国発信!!ということで、
2003年10月下旬からホームページに新しいコーナーを作りました。
題して、連載「古都の風」です!
私が、奈良や京都などを散策し、見所などを紹介します。
下記のアドレスから入り、「古都の風」をクリックしてください。

http://www.i-debut.org/heritage/nara_index.htm <久保美智代>
マスコット骨犬君久保美智代さんのコラム
コラム1月号7月号
久保美智代さんのおしゃべり
おしゃべりで本音