「第10回骨の健康づくりセミナーin千葉」石井苗子氏講演内容
 

「ダイエット、しても骨丈夫?」  キャスター・女優 石井苗子氏

 はじめまして。記念すべき10回目のセミナーに参加させていただき、光栄です。今回は、
このようなセミナーを通じて、誠心誠意、地道に活動している雪印乳業の姿勢に賛同し講演に駆けつけました。私は現在、東京大学大学院で健康を取り巻く多彩な事項を疫学的に研究しています。今日は時間の関係で主として以下の2点についてお話します。

 ではまずダイエットの話から始めましょう。
最近、ダイエットに関して、過激な広告を多く見かけます。例えば、「さぬきうどんで50sやせた」「くびれ美人ダイエット」などです。あなたに効くとはどこにも書いていないので違法ではありませんが、当然、誰にも効果があるとは思いません。それどころか、若い時のダイエットは、骨に悪いことはもちろん、寿命を6年から10年縮めます。心疾患、大腸がん、乳がんとも関係があるのです。年をとってから急にやせるのもダメ。もし、やせたい方は、食事をとらないで体重を減らすのではなく、バランスよく食べ、充分運動して健康的であることが大切。その際、自分の嫌いなことでは長続きせず、逆にストレスになってしまいます。楽しく運動し、しかも日常生活に取り入れ、続けることが大切ですね。例えば階段を使い、少し遠回りをした日常生活でしょうか。骨太美人を心掛けましょう。

 次いでストレスについて考えてみましょう。複雑で多様化し様々な悩みを抱えた今日、ストレスのない人は1人もいません。いかに発散するかが大事なのです。これをストレスコントロールといいます。ポイントは3つ。
1:ストレスの把握・・・どうして具合が悪いのか自分で分析する。
2:ストレスの対処・・・気分転換する、薬を飲むなど。
3:ストレスコントロールを楽しむ・・・ストレスに対処する自分に価値を見出し、それを楽しむ。
かつて、健康人とは病気やけがをしたことがない人を言いました。しかし、多くの人が悩みを抱えている現代、健康人とは自分で自分の体をコントロールできる人のことをいうのです。皆様、自分のおかれた毎日を前向きに外向きな日々を送りましょう。

<質問>
Q.最近よんだ2冊の本に、朝食をとった方がよいというのと、とらない方がよいというのと、全く違うことが書いてありました。どちらがいいのですか?
A.消化のリズムは人それぞれ。決して、無理して食べる必要はありません。食べたくない方は水を飲んでください。その後、お腹がすいたら食べるのが良いのです。人にはそれぞれリズムがあるのです。つまり、自分の体にはどのような方法が合うのか、自分で知るということが大切なのです。

                                               久保美智代 記