第10回 キムジャン(キムチを作ること)

  

 

 韓国の11月はそろそろ冬の感じが近くまで来て、冬のための準備が始まる時期です。 それの代表的なのがキムジャンと言って、冬の間から次の年の11月まで食べるキムチを作ることです。 1年分のキムチであるためその量は半端じゃありません。 家族によりますが、4人家族を基準に大きい白菜が丸ごと20個ぐらいですかね。

 

 白菜キムチのほかにも大根キムチ、ねぎキムチ、ドンチミと言う水キムチなどなどその種類もいろいろです。一応白菜キムチがメインとなります。作る量が多いため一人では難しく、周りの友達や家族に手伝ってもらったりするかそれとも一緒に作って分けたりします。



 わが家の場合は義理の母のお家で義理の姉、妹、私そして近くに住んでる義理の従姉が集まって5家族の分を一緒に作ります。今年も80個作ったそうです。(今年は事情があり私は参加せずにもらっちゃいました)家の場合は二日間に掛けて作ります。一日目に私と義理の母が白菜を4等分します。それを塩に漬けておきます。この塩漬けの加減がキムチを作る時一番大事だそうです。

 漬けることが早かったらその日に白菜を3,4回洗って塩気を取り、白菜の中身の方を下向きにして積んでおき水気を取ります。この時上向きにすると水気を取りにくいんだそうです。個人的にはこの作業が一番辛いです。塩漬けが長い時は次の日にこの作業をします。次の日には一方では洗う作業を一方では白菜の中に入れる味付けを作ります。

 この味付けになる材料により家こと違う味になるんです。また地方によってもその材料や塩加減が異なります。北の地方は気温が比較的に低いためキムチが熟成するのが遅いため、塩辛とかを少量入れて薄味になりますが、南の方になると反対に暖かいため塩辛の量も多く使い濃い味にして長持ちさせます。

 作り方は大体千切りしたたくさんの大根やにんじんに唐辛子の粉、つぶしたにんにく、生姜、いろんな種類の塩辛、ねぎが基本になります。ここにもち米の粉に水を入れ火を通したのを入れたり牛の骨とか肉からとっただし汁を入れます。これを全部混ぜたのを水気を取った白菜にその葉っぱ一枚一枚こと付けて行きます。この作業はみんな総勢でやります。

 付け終わったこれがまさにキムチです。付け終わったのは形を整えてすぐ大きなキムチの容器に入れます。全部味付けして容器に入れたらキムジャンも終わりです。

 2,30年前まではこれを土の中に大きな陶器を埋め、その中に保管しましたが、最近はキムチ冷蔵庫と言うのがあってここにキムチを保管するのが一般的です。この中ではキムチが長持ちするのは言うまでなく、キムチをおいしく熟成してくれるのでマンションが多い韓国ではこのキムチ冷蔵庫は必需品と言っても過言ではありません。

 

 最近はこの冷蔵庫があって保管温度を一定に保つことが出来て味を濃くしないのが流行です。もう韓国だけの食品ではなく世界的な食べ物になったキムチ。少量なら難しくもない白菜キムチ作りに挑戦して見るのはいかがでしょうか?