第3回 「韓国の3月は始まりの月」
 

 韓国の3月は始まりと言う言葉で表現できます。春の季節の始まりとともに新学期が始まるからです。3月1日が国家記念日であって、それ以降に学校の入学式が行われます。もちろん社会では入社式が行われるし、人生の新しいスタートになる時期です。

 韓国の春は日本と同じ3寒4温で、黄砂も来るし、春困症と言って体がだるくて眠くなります。花粉も飛びますがそんなひどくはなく、日本のように花粉症で苦労する人も少ないです。私も日本で最後の年に花粉症になり、2ヶ月間すごくつらい思いをしたことを思い出します。

 この時期は食欲もないため、それを克服するために春の野菜で作った料理を食べます。野菜の畑で取った野菜ではなく、野原とか山で野生で伸びているもので、まあ、いわゆる草に近いです。

 昔は冬の間、野菜の摂取が不足したため、春になるとこのようにいろんな草で不足していた栄養素を補充したそうです。その習慣が残って今はその草の味や香りで食欲も増すし、春を感じるために食べます。

 生かゆでて味付けとしては大体 塩、唐辛子の粉、醤油、砂糖、こま油、ゴマ、すりにんにく、お酢、味噌、ゴチュウジャン(唐辛子の粉のペイスト)の中から好みで選んで作ります。このように野菜に火を通して作ったのをナムルといい、生で作ったのをゴッジョリと言います。

 今日は私も春の野菜で春を満喫してみようかな。

                         (おわり)