急速な高齢化の進むわが国にあって、癌、痴呆症や他の生活習慣病などの陰に隠れ、見逃されがちだった「骨の健康」が、近年、世代を越えて、大きな健康上の課題として注目されています。
 とりわけ、「骨粗鬆症」については、2010年には患者数が1,245万人にも達すると予測されており、高齢者や女性にとっては避けて通れない重要な問題となっています。その対策が医学・栄養学の領域でも急務です。
 さらに最近では、子どもの骨折も急増しており、若年層における骨粗鬆症の発症、あるいは予備軍化も進行しているとの報告もあります。そのため骨粗鬆症が、高齢者だけの問題ではなく、各世代にわたって骨の健康意識の高揚と日常生活における健康対策の実践が求められていると言えます。
 そこで、本委員会は、骨の健康をめぐるこれら現状を踏まえ、骨粗鬆症はじめ骨関連疾病に対する「予防」の観点から、広く国民各層・各世代、また学術・行政・マスコミ等のオピニオンリーダー層に向けた諸活動を展開していきます。