『 An American'sPerspective Health 』    ( ラリー フライ )
  
Dr.Ralli Frey
    彼は細胞生物学者として米国の大学で研究生活を送った後、
教会 関係の仕事で来日、数年間滞在。その間、日本の私立歯科大学で学生の英語教育、研究者の論文制作等の指導を行う。その後、2,3の英文学術誌の校正に携わる。帰国後も日本人研究者及び学術誌の校正を行い、我々の研究活動を大いに支援してくれた。
また彼は日本人及び韓国人の子供を養育、2人は立派に成人、米国で活躍中。最近オハイオの実家を改造、日本式の風呂まで備えたいわゆる日本人の為の民宿を始めた。ここを拠点に語学研修などに活用してほしいと新たな活動を展開。その詳細はNonbiri Ohaioから。とにかく日本に好感を示すアメリカ人の1人。
 
 
 人は歳とともに体の各部位に不具合を感じ、自分の健康について感心を持つようになる。しかも一部の病気以外は、自己管理によることが多いので、どうすれば老後を健康にすごせるかは大きな関心事である。

 日本とは食文化の異なるアメリカでは、健康を維持するため、まず体重の管理、ダイエットが大きな課題である。テレビや新聞雑誌でもダイエットについての情報が多く、特に女性は次々と開発されるダイエット食品、そしてダイエット法を試みている。しかしながら至って簡単なことであるが、ダイエットを一端やめると、体重は再び増加する。いわゆるリバウンドが起こる。必要量以上に食べると体重は増えるわけである。成長期には、大量に食べ栄養を十分摂取することが不可欠であるが、歳とともに多くの食物を必要としない。しかし、我々は残念ながら歳をとっても、成長期の栄養豊かな食事を多くとった習慣から抜け出せないのです。そこで最近、私は食べ物の量を減らすため、よく噛み、時間をかけて食べる。食べ物の香り、食感などを楽しむことで食事の量を減らすよう心がけている。要はまず食べ物の量のコントロールが課題である。


 一方、健康には食べ物の質も課題。人は体外から十分な栄養素を取り入れないと生存できないのです。たとえば我々の体を構成しているたんぱく質は、体外から補給されるアミノ酸によって生成されることはご承知のとおりである。もし間違ったダイエットで十分なアミノ酸が補給されないと、体を構成しているたんぱく質に量的、質的にいろいろな問題が起こることは明らかである。そこで私は、大豆タンパクのサプリメントを毎日、摂取している。このアミノ酸によってタンパク合成は十分に行われていると思われる。こういった考え方から、健康に重要と考えられる自然栄養素材が大変な話題をよんでいる。ドラッグストアだけでなく、普通のスーパーでも健康食を取り扱うスペースが年々拡大している。

 我々の体にはカルシウムなどミネラルも重要で、体外から補給される。カルシュウムは骨づくりばかりでなく、生命の維持に不可欠なものである。日本では、あまり牛乳が好まれていないとのことであるが、アメリカでは牛乳が完全栄養食として、また、特にカルシウムの供給源として古くから重宝されてきた。最近、アメリカでは沖縄原産のサンゴカルシウムが脚光を浴びている。科学的根拠は別としてミルクよりカルシウムの体内への吸収がよいといわれている。また海水中の微量ミネラル成分が含まれていることも確かである。

 我々が健康で毎日を送るためには経済的な問題も大きくのしかかっている。言い換えれば健康であれば、医療費は必要としないのである。一般的にはアメリカの病院そして医者も大変よいと思う。しかし医療費が大変高い。医者が医療事故から自分を守るため多額の保険をかけており、患者は医療費以外にこの保険料も払うことになる。アメリカでは日本のような互助的な国民健康保険制度がないので、多くのアメリカ人は民間会社の保険に加入しているが、この金額が一般アメリカ人の家計を大きく圧迫している。したがって自分の健康は自分で守る、自己管理しかないのもアメリカの現状である。