健康とスポーツ        松本 政之
 

まつもと まさゆき

1940年千葉県生まれ。
東洋大学助教授。
専門は人間情報分野で、最近の研究テーマは人間の神経細胞をモデル化した
ニューラルネットワークの工学への応用と人間の主観的表現(曖昧さ)を
取り入れたファジイ理論の工学への応用。人間の脳波信号を利用した障害者のための介護ロボットへの応用。

 

 私のスポーツ歴は中学生時の野球に始まり、高校生時の軟式庭球、社会人となってからのスキー、ゴルフなどを体験しました。私の性格はすぐに熱中するタイプでゴルフを始めた頃は家の近くにある河川敷で練習することがあり、近所の人に朝早くから何のアルバイトをしているのと尋ねられた事もありました。

 高校生時に始めた軟式庭球から数えて約半世紀もの長い間、私がテニスを楽しんでいる理由は多くのスポーツが年齢と伴に観賞する楽しみに変わるなかで、テニスが年齢相応に楽しめることだと思います。日本国内でのテニス大会開催状況は多くのベテランテニス大会の種目が35才から80才まで5才きざみに別れており、年齢からくる不平等感を除いて対戦できるため選手の間にライバル意識が芽生えて適度な刺激を体験できることです。

 スポーツも勉強も若いときに集中してやらないと上達が難しいことに最近になって気づきました。特に記憶力が衰えてからの勉強は労多くして功少なしのようです。記録的な猛暑も過ぎ秋風を感じる季節となり、若いときにもっと努力しておけば良かったと自問する今日この頃です。私の信条は健康であるからスポーツを楽しむことができることであって、スポーツをしているから健康だとは考えられません。オリオピック選手に代表されるトップアスリートたちは極限まで肉体改造に挑戦しており、このような選手が必ずしも健康だとは考えにくい面があります。ドーピングによる弊害は一時的な興奮状態を引き起こすことのみでなく肉体的・精神的な後遺症を選手に残します。

 私たち人類はおいしい水や空気のある地球上に生活し、外界からの刺激を絶えず受けながら進化し生命を享受しています。人間にとって刺激ある生活と健康が如何に大切か、たとえば寝不足や風邪気味で体調が優れないときなど仕事や勉強に集中できず歯がゆい思いをした経験があることでしょう。適度な刺激を得るためには外に出て多くの人と接触することが有効であり、趣味を同じくする仲間達との食事は楽しい話題とともに食が進みます。

 健康で健やかな生活を楽しむために適度な刺激を感じながら相応のスポーツや散歩などを通じて汗を流し、ビールを美味しく飲める健康な生活を過ごしたいものです。